(※続・追伸)国際数学オリンピックの難問から~バッタの問題~
以上述べたように、
(命題)
a(
バッタが、
a(
このとき、並べ替えをうまく選べば、バッタがM の要素に対応するn-1点に、一度も
を最初に証明した。なお、「 と厳しく読み替えて証明しても、題意を損なわないので、そう読み替えた上で証明をした。
ここで、上記の命題を変形させて、
(命題)
a(
バッタが、
a(
このとき、並べ替えをうまく選べば、バッタがM の要素に対応する n点に、一度も
という命題を作成して、これが正しいことを証明しようとした。
が、失敗であった。反例が容易に見つけられた。特定のパターンの
では、こういうゲームを考えてみるのはどうであろうか。
(準備)
攻撃側と守備側に分かれる。正の整数 nが与えられる。
(手順)
①攻撃側は、異なる正の整数、a(1) , a( 2) , ⋯, a( n) を選択する。
②守備側は、攻撃側の選択に対応して、n個の正の整数からなる集合Mを作成
③攻撃側は、並べ替えをうまく選び、バッタがM の要素に対応する n点に一度も着地
(結果)
③が成功③が失敗
このゲームにおいては、ジャンプの内容が与えられるのではなく、攻撃側が任意に選択することができる。攻撃側が優秀であれば、どんなに能力の高い守備側をも打ち負かせるのか、それを考察したい。