~ヤマヌジャンのすうがく事始~ #数学

大阪在住。ご意見、アドバイス等いろいろお願いします。

前回の続き ~ f(x+2) ー2f(x+1) +f(x) = 0

 

yamanujan.hatenablog.com

前回のつづき・・・

 

f(x)は、xを変数とする整式である。

任意のxに対して、

  f(x+2) ー2f(x+1) +f(x) = 0

が成立する。これを満たすf(x)を求めよ。

 

という問題を、係数比較法ではなく、平均値の定理を複数回用いることによって、二回微分した関数  f '' (x) が恒常的に定数0となることを示し、この  f '' (x) を逆に二回積分することによって、

  f  (x)  ≡  a x  + b(a,bは定数)

を導いた。

 

 変数xに制約は存在しないから、明らかに、

 

f(x)は、xを変数とする整式である。

任意のx、及び任意の定数 k に対して、

  f(x+2k) ー2f(x+k) +f(x) = 0

が成立する。これを満たすf(x)を求めよ。

 

 と問題を変形しても、意味は同じである。

 この入試問題、式の部分を、

  f(x+4038) ー2f(x+2019) +f(x) = 0

と変形をして出題する変な大学があるかもしれない。

ないかな?

 

(cf)等差数列